アマチュア無線の世界で、多く使用されるケーブルについて、減衰量をまとめてみました。
太さは、5D と 8D の2種類。
種別は、2V と FB-LITE と SFA-LITE の3種類。
減衰量のリファレンス(引用元)は、フジクラダイヤケーブル社のWEBサイトです。
WEBサイトの掲載値は離散的ですので、途中を補間してあります。
補間は厳密ではありません。
比較をするのに耐える程度に調整してあります。
減衰量とは、同軸ケーブルを通過することで、信号が減ってしまう量を示すものです。
減衰量の単位は、リファレンスに従い [dB/km] で示してあります。
このグラフで示したかったのは、
・5D と 8D では、8Dの方が減衰量が少ないということ。
・2V と FB では、FBの方が減衰量が少ないということ。
・FB と SFA では、SFAの方が減衰量が少ないということ。
・8D-2V と 5D-FB では、減衰量が同等であるということ。
ただ、同軸ケーブルを選ぶ時は、減衰量がすべてではありません。
2V と FB では、2Vの方が優れている点もあります。
柔軟性は圧倒的に優れていますので、付け外しが多い場所では、2Vが優れます。
他にも、最小曲げ半径は、2Vの方が小さくできるという点もあります。
FBは、誘電体と編組線の間にフィルムが巻いてありますが、これが曲げ半径を制限します。